身長:約250mm
胴体:約130mm
足の長さ:約50mm
体重:約600g
※生き物のため個体差があります。(家族で写っている中の小さなほうです)
鼻の頭にパックリ入った割れが成人の証です。
ブタマジロは大きくなるほど、割れが中心部分に入り、それが強さの証でもあります。
甲羅に虫が棲みつく者は族の長老格です。
稀におなかに節を持つ者がいますが、これは向こう気の粗い若いブタマジロによく出る特徴です。
ブタマジロは、かぐや姫のごとく木の中から生まれてきますが、
DNA鑑定の結果、彼らは兵庫県の桧の間伐材から生まれたことが分かりました。
調査を進めると、一日中歩き回るブタマジロは、自分達が少しでも疲れないように足画をクリのような硬い物質に進化させていました。
これは驚くべきことです!
更に、活動が盛んになるこの梅雨の時期に、甲羅を守るために柿渋のような液体を体内から放出して、自らを保護していました。お腹の部分に、多少液ダレのような跡が見えますが、お腹はあまり強い刺激を受けるとまずいので、自らの判断で強く保護したと思われます。
紫外線に弱いブタマジロですが、直射日光を浴びると肌や甲羅がロマンスグレーに変化して更に身を守るようです。次第にザラザラしていく姿に、命の尊さとはかなさを感じずにはいられません。